MAツールは必要?導入メリット・デメリットと導入すべき会社を解説【2026年版】
「MAツールって聞くけど、うちの会社にも必要なのかな」——結論から言うと、SmallBizLogが想定する個人事業主・5〜30名規模の会社では、MAツールが本当に必要な会社はそれほど多くありません。「みんな使っているから」という理由で導入すると、機能を持て余してしまうケースが多いのがMAツールの特徴です。
本記事では、MAツールを導入すべき会社・不要な会社の違いを整理し、CRMとの違い、費用対効果の考え方まで解説します。「導入すべき」と判断できた方は、記事の後半で紹介する選び方や、MAツールおすすめ比較もあわせてご覧ください。
MAツールは必要?【先に結論】
先に結論だけ知りたい方へ

MAツールが必要な会社
- 毎月一定数の問い合わせがある会社
- Webからリードを獲得している会社
- メールマーケティングを行っている会社
- 営業担当がリード管理に時間を取られている会社
MAツールが不要な会社
- 問い合わせが月数件しかない会社
- 営業が紹介・既存顧客中心の会社
- CRMもまだ導入していない会社
- マーケティング担当者がいない会社
CRMを導入する前にMAを導入するケースは少なく、多くの小規模企業ではCRMの方が優先順位は高いのが実情です。CRMをまだ導入していない方は、先に「CRMは必要?」をご確認ください。
MAツールとは?

MAとは
MA(Marketing Automation:マーケティングオートメーション)とは、見込み客の獲得から育成、営業への引き渡しまでの一連のマーケティング活動を自動化・効率化するツールです。
CRMとの違い
CRMが「顧客との関係全体」を管理するのに対し、MAは「見込み客(まだ顧客になっていない人)の獲得・育成」に特化しています。CRMが顧客管理の基盤だとすれば、MAはその手前の「集客・見込み客育成」を担う役割です。
SFAとの違い
SFA(営業支援システム)は「営業案件の進捗管理」に特化したツールです。MAが育成した見込み客は、最終的にSFAやCRMへ引き継がれ、営業担当がフォローする流れが一般的です。
AI搭載MAとは
近年のMAツールには、メール文面の自動生成や、コンテンツの効果分析などにAIを活用する機能が搭載されているものが増えています。ただし、AI機能はMA選びの主軸ではなく、基本的なリード管理・メール配信機能を使いこなした上での追加機能と捉えるのが現実的です。
MAツールを導入するメリット

見込み客を自動で育成できる
資料請求や問い合わせをした見込み客に対して、興味・関心の度合いに応じたフォローを自動で行えます。
メール配信を自動化できる
手作業で行っていたメルマガ配信や、フォローアップメールの送信を自動化し、担当者の作業負担を減らせます。
営業へ最適なタイミングで引き渡せる
見込み客の行動(メール開封・サイト訪問など)をもとに、営業がアプローチすべきタイミングを判断できます。
マーケティング効果を分析できる
どの施策がどれだけの問い合わせ・商談につながったかを可視化でき、マーケティング活動の改善につなげられます。
AIでコンテンツ作成・分析を効率化できる
メール文面の作成や、効果分析のレポート作成などをAIが支援し、限られた人員でもマーケティング活動を回しやすくなります。
MAツールのデメリット
導入費用が高くなりやすい
CRMと比べて、MAツールは月額料金が高めに設定されているサービスが多く、コストが導入のハードルになりやすい傾向があります。
初期設定に時間がかかる
メールのシナリオ設計や、見込み客のスコアリングルールなど、効果を出すための初期設定に一定の時間と知識が必要です。
一定数のリードがないと効果が出にくい
月に数件しか問い合わせがない場合、育成する見込み客の母数自体が少なく、MAツールを導入しても効果を実感しにくいことがあります。
運用担当者が必要になる
導入して終わりではなく、シナリオの見直しや効果分析を継続的に行う担当者が必要です。専任の担当者がいない場合、運用が形骸化してしまうリスクがあります。
MAツールが必要な会社

- Web集客を積極的に行っている会社
- ホワイトペーパーや資料をダウンロード形式で配布している会社
- メールマーケティングを継続的に行っている会社
- BtoB営業が中心で、検討期間の長い見込み客を育成したい会社
- リード獲得数が毎月増えている会社
MAツールが不要な会社
- 紹介営業が中心で、Webからの問い合わせが少ない会社
- 店舗型ビジネスで、見込み客育成という概念があまり当てはまらない会社
- 個人事業主で、営業活動の規模が小さい会社
- 問い合わせ数がそもそも少ない会社
- CRMもまだ導入していない会社(まずはCRMを優先すべき段階)
CRMとMAツールは何が違う?
MAの導入を検討する際、最も重要な判断ポイントが「CRMとMAはどちらを先に導入すべきか」です。両者の役割を比較しました。
| 比較項目 | CRM | MA |
|---|---|---|
| 顧客管理 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 見込み客管理 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 営業支援 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| メール配信 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| マーケティング分析 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| 導入難易度 | 低〜中 | 中〜高 |
CRMは「顧客管理」、MAは「見込み客育成」が主な役割です。CRMが基盤となり、その上にMAを組み合わせる企業が多く見られます。まだCRMを導入していない会社が、いきなりMAから導入するケースは少なく、多くの場合は遠回りになってしまいます。導入順序に迷う場合は、まずCRMの導入判断から検討することをおすすめします。
MAツールを導入するとどれくらい効率化できる?
MAツールを導入した場合、業務内容によって効果の大きさは異なります。目安を整理しました。
| 業務 | 改善効果 |
|---|---|
| メール配信 | ★★★★★ |
| リード管理 | ★★★★★ |
| 見込み客育成 | ★★★★★ |
| 営業連携 | ★★★★☆ |
| マーケティング分析 | ★★★★★ |
MAツール必要度診断
以下の質問に、当てはまるものをチェックしてみてください。

□ 毎月、Web経由の問い合わせがある
□ メール配信を定期的に行っている
□ 見込み客の情報を管理している
□ 営業へ引き渡すリードがある
□ マーケティング施策の効果を分析したい
判定の目安
4〜5個当てはまる:MAツール導入を強くおすすめします。すでに見込み客の育成・管理が課題になっている可能性が高い状態です。
2〜3個当てはまる:導入を検討する価値があります。まずはCRMとの連携も含めて、小さく始めることをおすすめします。
0〜1個:現時点ではMAツールよりも、CRMの導入・活用を優先する方が効果的です。
会社規模別おすすめ度
| 会社規模 | 必要度 |
|---|---|
| 個人事業主 | ★☆☆☆☆ |
| 5名以下 | ★★☆☆☆ |
| 10〜30名 | ★★★★☆ |
| 30名以上 | ★★★★★ |
CRM・MAの導入優先順位
| 状況 | 優先するツール |
|---|---|
| 顧客管理ができていない | CRM |
| 営業情報を共有したい | CRM |
| Web集客が増えてきた | MA |
| メール配信を自動化したい | MA |
| CRM導入済みでリード育成を強化したい | MA |
MAツールの選び方
「導入する価値がある」と判断した方に向けて、目的別の選び方を簡単に紹介します。
初めて導入するなら → HubSpot Marketing Hub
CRMと一体で使えるため、マーケティング活動を始めて仕組み化する会社に向いています。
CRMと一緒に導入したい → HubSpot
CRMとMarketing Hubを同じプラットフォームで管理でき、契約・運用の手間を1つにまとめられます。
コスト重視 → Zoho Marketing Automation
低コストでMA機能を導入したい会社に向いています。すでにZoho CRMを使っている場合は特に相性が良好です。
高機能重視 → Salesforce Account Engagement
すでにSalesforceを導入している会社や、より高度なリード育成・分析機能を求める会社に向いています。
中小企業向け → HubSpot・Zoho
どちらも中小企業が導入しやすい価格帯・機能構成になっており、CRMとあわせて検討しやすいのが特徴です。
それぞれの機能・料金をさらに詳しく比較したい方は、MAツールおすすめ比較をご覧ください。
MAツールに関するよくある質問
まとめ
MAツールはすべての会社に必要ではありません。しかし、Webから継続的に見込み客を獲得し、営業活動を効率化したい会社には大きな効果が期待できます。まずはCRMの導入状況も含めて、自社に必要かどうかを判断しましょう。
- 毎月一定数の問い合わせがあり、メールマーケティングを行っている会社には、導入価値があります
- 問い合わせが少ない、紹介営業が中心の会社には、必ずしも必要ではありません
- CRMをまだ導入していない場合は、MAより先にCRMの検討を優先することをおすすめします
診断で「導入を検討する価値がある」と感じた方は、まずCRMとの連携も含めて、自社に合うMAツールを比較してみることをおすすめします。
まだCRMを導入していない方は、こちらもあわせてご覧ください。
CRMとMAをあわせて比較したい方は、CRMおすすめ比較もご覧ください。業務効率化を幅広く検討したい方は、AI業務効率化ツール比較やChatGPT Teamレビューもあわせてご覧ください。
本記事で紹介した改善効果・必要度診断は、一般的な傾向をもとにしたSmallBizLog独自の目安です。実際の効果は業務内容・運用方法により異なります。









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